浄土寺

浄土寺の特徴

浄土寺（じょうどじ）は、広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派の大本山です。聖徳太子が開いたと伝えられる古刹で、国宝の本堂と多宝塔をはじめ、多くの文化財を有することから「国宝の寺」とも呼ばれます。足利尊氏が九州へ落ち延びる際や、再び京へ上る際に戦勝祈願をした寺としても知られ、尊氏ゆかりの品々も残されています。境内には鳩が多く、「鳩の寺」としても親しまれています。

浄土寺の由来

推古天皇24年（616年）、聖徳太子によって開創されたと伝えられています。その後、荒廃していましたが、鎌倉時代末期に定証上人によって中興され、足利氏の厚い保護を受けて繁栄しました。

御利益

• 必勝祈願（足利尊氏ゆかり）
• 厄除け
• 家内安全
• 病気平癒

御朱印・参拝情報

御朱印: 納経所にていただけます。
受付時間: 9:00～17:00。
拝観料: 境内自由（本堂内陣・方丈・庭園などの拝観は大人600円）。

アクセス・初詣

アクセス:
バス：JR尾道駅よりバスで「浄土寺下」下車、徒歩約3分。
車：山陽自動車道「尾道IC」より約20分。駐車場あり。

初詣:
国宝の建物に囲まれて、厳かな雰囲気の中で新年を迎えることができます。地元の参拝者が多く訪れます。

よくある質問

Q. 鳩がたくさんいるのはなぜですか？

A. 境内で鳩の餌が売られており、参拝者が餌やりを楽しめるため、多くの鳩が住み着いています。

Q. 奥の院からの景色は？

A. 裏山の浄土寺山山頂にある奥の院からは、尾道水道と尾道の街並みを一望できる絶景が広がっています（徒歩約30分）。

Q. 映画のロケ地ですか？

A. はい、小津安二郎監督の『東京物語』など、数々の映画のロケ地として使われています。