敢国神社

敢国神社の特徴

敢国神社（あえくにじんじゃ）は、三重県伊賀市一之宮に鎮座する伊賀国の一之宮です。御祭神は、大彦命（おおひこのみこと）、少彦名命（すくなひこなのみこと）、金山比咩命（かなやまひめのみこと）の三柱。主祭神の大彦命は、第8代孝元天皇の皇子で、北陸・東海地方を平定した四道将軍の一人であり、伊賀の阿拝氏（あべうじ）の祖神とされています。境内には「桃太郎岩」と呼ばれる霊石があり、桃太郎伝説のモデルとされる大彦命にちなんで、安産や子供の成長を願う信仰があります。伊賀忍者の祖神としても崇敬されています。

敢国神社の由来

斉明天皇4年（658年）に創建されたと伝えられています。当初は南宮山山頂に祀られていましたが、後に現在の山麓に遷座されました。伊賀国の一之宮として朝廷や武家から厚く保護され、特に藤堂高虎による社殿の修復など、歴代の津藩主からも崇敬を受けました。

御利益

• 健康長寿・病気平癒
• 安産・子育て
• 交通安全
• 厄除け・開運
• 五穀豊穣

御朱印・参拝情報

御朱印: 社務所にていただけます。「伊賀國一之宮」の印が入ります。初穂料は300円から。
受付時間: 8:30～16:30。
参拝時間: 境内自由。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR関西本線「佐那具駅」より徒歩約20分。
車：名阪国道「伊賀一之宮IC」よりすぐ。無料駐車場あり。

初詣:
伊賀一之宮として、地元の方々を中心に多くの参拝者が訪れます。1月3日には「獅子神楽舞初式」が行われ、三重県指定無形民俗文化財である勇壮な獅子舞が奉納されます。

よくある質問

Q. 桃太郎と関係があるのですか？

A. 主祭神の大彦命は、桃太郎のモデルの一人と言われています。境内には「桃太郎岩」があり、安産や子授けの御利益があるとされています。

Q. 獅子舞はいつ見られますか？

A. 毎年1月3日の舞初式、4月17日の春季大祭、12月5日の例祭などで奉納されます。伊賀地方の獅子舞の原型とされる貴重な神事です。

Q. 駐車場はありますか？

A. はい、参拝者用の無料駐車場があります。名阪国道のインターチェンジからすぐなので、車でのアクセスが便利です。