大野寺

大野寺の特徴

奈良県宇陀市室生大野にある大野寺（おおのでら）は、宇陀川のほとりに佇む真言宗室生寺派の寺院です。春には樹齢300年とも言われる2本の「小糸しだれ桜」が見事な花を咲かせ、多くの花見客で賑わいます。また、寺の対岸にある岩壁には、高さ約13.8メートルもの巨大な「弥勒磨崖仏（みろくまがいぶつ）」が刻まれており、川越しに拝むことができます。この磨崖仏は後鳥羽上皇の勅願により造立されたもので、国の史跡に指定されています。

大野寺の由来

白鳳9年（681年）、役行者が創建したと伝えられ、後に弘法大師空海が室生寺を開く際に西の大門として整備したとされています。古くから室生寺への参詣道にある重要な寺院でした。

御利益

• 無実の罪を晴らす（身代わり地蔵）
• 厄除け
• 極楽往生

御朱印・参拝情報

御朱印: 拝観受付にていただけます。「弥勒仏」などの御朱印があります。
受付時間: 8:00～17:00。
参拝時間: 8:00～17:00。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：近鉄「室生口大野駅」から徒歩約5分。
車：駐車場（無料）があります。

初詣:
静かな山間の寺院で、厳かな雰囲気の中で新年を迎えることができます。磨崖仏に向かって一年の平穏を祈るのも良いでしょう。

よくある質問

Q. 桜の見頃はいつですか？

A. 例年4月上旬頃が見頃です。ライトアップが行われることもあります。

Q. 磨崖仏は近くで見られますか？

A. 川の対岸にあるため、お寺の境内から川越しに拝む形になります。

Q. 駐車場はありますか？

A. お寺の周辺に無料駐車場があります。