念仏寺

念仏寺（太秦）の特徴

京都市右京区太秦安井にある念仏寺は、通称「安井念仏寺」とも呼ばれる浄土宗西山禅林寺派の寺院です。京都文殊霊場の第八番札所としても知られています。かつてこの地には、後白河法皇の皇女・殷富門院（いんぷもんいん）の御所があり、その念仏堂が寺の起源とされています。観光地化された寺院とは異なり、静かな住宅街の中に佇む落ち着いた雰囲気のお寺で、本尊の阿弥陀如来とともに、知恵の仏様である文殊菩薩が祀られています。

念仏寺（太秦）の由来

殷富門院の御所（安井御所）にあった念仏堂を継承し、元禄年間に僧・敬西によって中興されたと伝えられています。古くから地域の人々に守られてきた歴史ある寺院です。

御利益

• 学業成就・合格祈願（文殊菩薩）
• 極楽往生
• 家内安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 庫裏にてお声がけすればいただけます（京都文殊霊場の御朱印など）。
受付時間: 日中（概ね9:00～16:00頃）。
参拝時間: 境内自由。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR嵯峨野線「花園駅」から徒歩約10分、または地下鉄東西線「太秦天神川駅」から徒歩約10分。
車：専用の駐車場は限られているため、近隣のコインパーキングの利用をおすすめします。

初詣:
観光客の喧騒を離れ、静かに新年を迎えたい地元の方々が訪れます。文殊菩薩に学業成就を願う受験生の姿も見られます。

よくある質問

Q. 化野念仏寺と同じお寺ですか？

A. いいえ、化野念仏寺は奥嵯峨にある別のお寺です。こちらは太秦安井にある念仏寺です。

Q. 拝観料はかかりますか？

A. 通常、境内への立ち入りは無料です。

Q. 駐車場はありますか？

A. 参拝者用のスペースはわずかですので、公共交通機関のご利用をおすすめします。