王子神社

王子神社の特徴

王子神社（おうじじんじゃ）は、東京都北区王子本町に鎮座する神社で、東京十社の一つです。元亨2年（1322年）、領主の豊島氏が紀州熊野三山より王子大神を勧請して創建しました。これにより地名が「王子」となりました。徳川将軍家、特に8代将軍吉宗の崇敬が厚く、飛鳥山公園の桜を寄進したことでも知られています。境内には、髪の神様として知られる「関神社」があり、理容・美容業界関係者や、髪の悩みを抱える人々が多く訪れます。

王子神社の由来

平安時代から「若一王子宮」として存在していましたが、鎌倉時代末期に豊島氏が熊野権現を勧請し、改めて「王子神社」として整備しました。戦災で社殿を焼失しましたが、戦後に復興されました。

御利益

• 開運招福
• 厄除け
• 家内安全
• 子育て
• 毛髪守護（関神社）

御朱印・参拝情報

御朱印: 社務所にていただけます。初穂料は500円〜。
受付時間: 9:00～17:00。
参拝時間: 境内は常時参拝可能です。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」北口より徒歩3分。
都電荒川線「王子駅前」より徒歩5分。
車：参拝者用駐車場があります（約10台）。

初詣:
北区の代表的な神社として、元旦から多くの参拝者で賑わいます。熊手市が開かれることもあり、新年の活気を感じることができます。

よくある質問

Q. 髪の神様がいるのですか？

A. はい、境内末社の「関神社」は、百人一首で有名な蝉丸公を祀っており、かつらや床山の祖神として信仰されています。

Q. 大イチョウは有名ですか？

A. 境内には樹齢600年と言われる大イチョウがあり、東京都の天然記念物に指定されています。

Q. 「王子田楽」とは何ですか？

A. 中世から伝わる伝統芸能で、魔除けや火防の舞として知られ、北区の無形民俗文化財に指定されています（毎年8月の例大祭で奉納）。