法華経寺

法華経寺（中山法華経寺）の特徴

法華経寺（ほけきょうじ）は、千葉県市川市中山にある日蓮宗の大本山で、通称「中山法華経寺」と呼ばれています。鎌倉時代に創建された由緒ある寺院で、境内には国宝の「立正安国論」や「観心本尊抄」（日蓮聖人御真筆）をはじめ、重要文化財の五重塔、祖師堂、法華堂、四足門など、数多くの文化財が残されています。また、毎年11月1日から2月10日まで行われる「日蓮宗大荒行」の寺としても知られ、全国から修行僧が集まります。

法華経寺の由来

文応元年（1260年）、日蓮聖人がこの地を訪れ、豪族であった富木常忍（後の日常上人）と太田乗明（後の日高上人）が帰依して法華堂を建立したのが始まりです。日蓮聖人はここで多くの重要な著作を執筆しました。後に両氏の屋敷跡が統合され、法華経寺となりました。

御利益

• 厄除け・開運
• 安産・子育て（鬼子母神）
• 学業成就
• 病気平癒

御朱印・参拝情報

御朱印: 祖師堂内の受付にていただけます。「波木井殿御書」などの限定御朱印がある場合もあります。
納経料: 300円〜
受付時間: 9:00〜16:00
参拝時間: 境内自由（24時間参拝可能）

アクセス・初詣

アクセス:
電車：京成線「京成中山駅」より徒歩約5分。JR総武線「下総中山駅」より徒歩約10分。
車：京葉道路「京葉市川IC」より約10分。境内に参拝者用駐車場あり。

初詣:
三が日には約20万人以上の参拝者が訪れ、大変賑わいます。特に「中山のおひな祭り」や「節分会」などの行事も有名ですが、初詣期間中は厄除け祈願を受ける人々で混雑します。

よくある質問

Q. 駐車場はありますか？

A. はい、境内に無料駐車場がありますが、初詣や節分会などの行事の際は大変混雑し、利用できない場合があります。

Q. 鬼子母神様はどこにいますか？

A. 境内の「鬼子母神堂」にお祀りされています。安産や子育ての神様として信仰を集めています。

Q. 荒行の様子を見ることはできますか？

A. 荒行堂の中に入ることはできませんが、修行僧が水行を行う様子は、特定の時間に見学することができます（お静かに願います）。