田島神社

田島神社の特徴

田島神社（たしまじんじゃ）は、佐賀県唐津市呼子町の加部島に鎮座する神社で、肥前国最古の神社と伝えられています。御祭神は、宗像三女神（田心姫尊、市杵島姫尊、湍津姫尊）。玄界灘に面した場所にあり、古くから海上交通の守護神として、遣唐使や海賊衆、漁師たちから厚く信仰されてきました。境内には、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に必勝祈願をした際に槍で突いたとされる「太閤石」や、元寇の際の「碇石（いかりいし）」など、歴史的な遺物が数多く残されています。また、悲恋伝説で知られる「松浦佐用姫（まつらさよひめ）」を祀る佐與姫神社も境内にあります。

田島神社の由来

創建年代は不詳ですが、弥生時代後期にはすでに祭祀が行われていたとも言われる古社です。天平10年（738年）に大伴古麻呂によって社殿が造営され、「田島大明神」の神号が贈られました。『延喜式神名帳』にも記載されている名神大社であり、肥前国の一之宮とも称されることがあります。

御利益

• 海上安全・大漁満足
• 交通安全
• 商売繁盛
• 縁結び（佐與姫神社）
• 必勝祈願

御朱印・参拝情報

御朱印: 社務所にていただけます。宮司さんが不在の場合もあるため、事前の確認をおすすめします。初穂料は300円から。
受付時間: 9:00～17:00（要確認）。
参拝時間: 境内自由。

アクセス・初詣

アクセス:
車：呼子大橋を渡って加部島へ入り、約5分。無料駐車場あり。
バス：昭和バス「呼子」バス停よりタクシーで約10分。

初詣:
地元の漁師や地域住民を中心に参拝者が訪れます。海を見下ろすロケーションで、静かに新年を迎えることができます。

よくある質問

Q. 松浦佐用姫伝説とは？

A. 朝鮮半島へ旅立つ恋人（大伴狭手彦）をこの地で見送り、悲しみのあまり石になってしまったという伝説です。その石（望夫石）が佐與姫神社に祀られています。

Q. 呼子大橋から近いですか？

A. はい、呼子大橋を渡って車で数分の場所にあります。ドライブコースとしても人気です。

Q. 駐車場はありますか？

A. 鳥居の前に数台分の駐車スペースがあります。