岡太神社

岡太神社（大滝町）の特徴

岡太神社（おかもとじんじゃ）は、福井県越前市大滝町に鎮座する神社で、大瀧神社と同一境内に祀られています（下宮）。日本で唯一の「紙の神様」である川上御前（かわかみごぜん）を主祭神としており、越前和紙の産地であるこの地域の守護神として、1500年以上にわたり信仰されています。国の重要文化財に指定されている社殿は、大瀧神社と岡太神社の共有となっており、その複雑で美しい屋根の形状は必見です。

岡太神社の由来

継体天皇が男大迹王（おおとのみこ）として越前にいた頃、岡太川の上流に現れた女神が、里人に紙漉きの技を教えたという伝説があります。里人はこの女神を「川上御前」として崇め、岡太神社を創建しました。延喜式内社にも列せられています。

御利益

• 製紙業・紙業繁栄
• 技芸上達
• 商売繁盛
• 家内安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 社務所にていただけます。「岡太神社・大瀧神社」として授与されることが一般的です。
受付時間: 9:00～16:00。
参拝時間: 境内は24時間参拝可能です。

アクセス・初詣

アクセス:
バス：JR「武生駅」より福井鉄道バス「和紙の里」下車徒歩約10分。
車：北陸自動車道「武生IC」より約15分。駐車場があります。

初詣:
大瀧神社とともに、多くの参拝者で賑わいます。紙漉きに携わる人々にとっては、一年の仕事始めの大切な場所です。

よくある質問

Q. 大瀧神社との違いは？

A. 大瀧神社は国常立尊などを祀る神仏習合の歴史を持つ神社で、岡太神社は紙の神様・川上御前を祀る神社です。現在は同じ社殿に祀られています。

Q. 川上御前とはどんな神様ですか？

A. 美しい姫神で、田畑が少なく生活に困っていた里人に、清らかな水を使って紙を漉くことを教えたと伝えられています。

Q. 駐車場はありますか？

A. はい、鳥居の前に参拝者用の駐車場があります。