一之宮貫前神社

一之宮貫前神社の特徴

一之宮貫前神社（いちのみやぬきさきじんじゃ）は、群馬県富岡市に鎮座する上野国（こうずけのくに）の一之宮です。最大の特徴は、参道を登った後に石段を下って社殿に向かう「下り宮（くだりみや）」と呼ばれる珍しい配置です。日本三大下り宮の一つに数えられています。現在の社殿は徳川家光の命により寛永12年（1635年）に造営されたもので、本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財に指定されています。極彩色の漆塗りが美しく、荘厳な佇まいを見せています。

一之宮貫前神社の由来

創建は安閑天皇元年（531年）と伝えられ、約1500年の歴史を持ちます。古くから朝廷や武将の崇敬が篤く、延喜式内社（名神大社）としても知られています。経津主神（ふつぬしのかみ）と姫大神（ひめおおかみ）をお祀りしています。

御利益

• 厄除け・方位除け
• 家内安全
• 縁結び
• 商売繁盛
• 交通安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 授与所にていただけます。直書き対応のほか、書置きのみの場合もあります。
受付時間: 9:00～16:30頃。
参拝時間: 参拝は自由ですが、夜間は照明が少ないため日中の参拝をおすすめします。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：上信電鉄「上州一ノ宮駅」より徒歩約15分。
車：上信越自動車道「富岡IC」より約20分。無料駐車場があります。

初詣:
群馬県内でも有数の初詣スポットで、例年約10万人の参拝者が訪れます。大晦日から元旦にかけては非常に混雑し、周辺道路で交通規制が行われることもあります。露店も多く出店し賑わいます。

よくある質問

Q. なぜ「下り宮」なのですか？

A. 詳しい理由は定かではありませんが、地形を活かした配置や、神域を低地に設けることで静寂を保つためなどの説があります。

Q. 駐車場はありますか？

A. はい、神社周辺に無料駐車場がありますが、初詣や祭礼の際は混雑するため、臨時駐車場が設けられることがあります。

Q. 階段はきついですか？

A. 総門から社殿へ下る石段は急勾配ですので、歩きやすい靴での参拝をおすすめします。車椅子での参拝は介助が必要です。