笠間稲荷神社

笠間稲荷神社の特徴

笠間稲荷神社（かさまいなりじんじゃ）は、茨城県笠間市に鎮座する神社で、京都の伏見稲荷大社、佐賀の祐徳稲荷神社と並び「日本三大稲荷」の一つに数えられます（諸説あり）。御祭神は宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）で、五穀豊穣、商売繁盛の神として古くから篤い信仰を集めています。年間約350万人もの参拝者が訪れる茨城県屈指のパワースポットです。境内には、樹齢400年といわれる「八重の藤」と「大藤」があり、5月の開花時期には多くの見物客で賑わいます。また、秋には日本最古の菊まつりと言われる「笠間の菊まつり」が開催され、境内が色とりどりの菊で彩られます。

笠間稲荷神社の由来

社伝によれば、第36代孝徳天皇の御代、白雉2年（651年）に創建されたと伝えられています。古くは「胡桃下稲荷（くるみがしたいなり）」と呼ばれていました。これは、かつてこの地に胡桃の密林があり、その下に稲荷大神が祀られていたことに由来します。江戸時代には笠間藩主の崇敬を受け、歴代藩主により社殿の改修や寄進が行われました。

御利益

• 商売繁盛
• 五穀豊穣
• 家内安全
• 厄除け・開運招福
• 交通安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 拝殿右手の授与所にていただけます。季節限定の御朱印や、菊まつり期間中の特別御朱印などもあります。
受付時間: 8:00～16:00頃（季節により変動あり）。
参拝時間: 6:00～日没まで。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR水戸線「笠間駅」より徒歩約20分、またはタクシー・バスで約5分。
車：北関東自動車道「友部IC」より約15分。周辺に市営駐車場（有料・無料あり）や民間駐車場が多数あります。
初詣:
茨城県内で最も初詣客が多い神社の一つで、三が日には約80万人以上が訪れます。仲見世通りには名物の「笠間いなり寿司」を販売する店や屋台が立ち並び、大変な賑わいを見せます。周辺道路は大規模な交通規制が敷かれます。

よくある質問

Q. 駐車場はありますか？

A. 境内駐車場（約25台）のほか、周辺に市営駐車場や民間駐車場が多数あります。初詣や菊まつりの時期は混雑するため、少し離れた駐車場を利用して歩くことをおすすめします。

Q. 笠間いなり寿司とは何ですか？

A. 笠間稲荷神社の名物で、油揚げの中に酢飯だけでなく、胡桃（くるみ）や蕎麦など様々な具材が入っているのが特徴です。仲見世通りなどで購入できます。

Q. ペットを連れて参拝できますか？

A. 境内へのペット同伴は可能ですが、建物内への立ち入りはご遠慮いただいています。リードを短く持ち、マナーを守って参拝してください。