香椎宮

香椎宮の特徴

香椎宮（かしいぐう）は、福岡市東区に鎮座する神社で、仲哀天皇と神功皇后をお祀りしています。天皇の勅使（使い）が遣わされる「勅祭社（ちょくさいしゃ）」であり、全国に16社しかない格式高い神社の一つです。本殿は「香椎造（かしいづくり）」と呼ばれる全国で唯一の建築様式で、国の重要文化財に指定されています。境内には、神功皇后が自ら植えたと伝わる樹齢1800年の「綾杉（あやすぎ）」があり、その葉を身につけると災難除けになると言われています。また、不老長寿のパワースポット「不老水」も有名です。

香椎宮の由来

仲哀天皇9年（200年）、この地で崩御された仲哀天皇の御霊を、神功皇后が祀ったのが始まりとされています。その後、神亀元年（724年）に聖武天皇の命により社殿が造営され、神功皇后も合わせ祀られました。古くから皇室の崇敬が厚く、10年に一度、勅使が参向される勅祭が行われています。

御利益

• 家内安全・夫婦円満
• 安産・子育て
• 厄除け・開運
• 健康長寿（不老水）
• 武運長久・必勝祈願

御朱印・参拝情報

御朱印: 授与所にていただけます。勅祭社であることを示す印が入ります。初穂料は500円。
受付時間: 9:00～17:00。
参拝時間: 6:00（冬季は6:30）～18:00（季節により変動あり）。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR香椎線「香椎神宮駅」より徒歩約5分。JR鹿児島本線「香椎駅」より徒歩約15分。
車：福岡都市高速「香椎東出口」より約10分。無料駐車場あり。

初詣:
元旦には歳旦祭が行われ、多くの参拝者で賑わいます。参道には露店も並びます。不老長寿や家族の健康を願う人々が多く訪れます。

よくある質問

Q. 「不老水」はどこにありますか？

A. 本殿から少し離れた場所にあります（徒歩約5分）。武内宿禰がこの水を飲んで300歳以上生きたという伝説がある名水です（開門時間 10:00～15:00）。

Q. 鶏石神社とは？

A. 境内にある末社で、鶏（ニワトリ）を祀る珍しい神社です。子供の夜泣き封じや、養鶏業者の信仰を集めています。

Q. 勅祭社とは何ですか？

A. 天皇陛下の使い（勅使）が派遣され、お祭りが執り行われる神社のことです。伊勢神宮や明治神宮など、全国で16社のみが指定されています。