豊川稲荷 妙厳寺

豊川稲荷 妙厳寺の特徴

豊川稲荷（とよかわいなり）は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院で、正式名称は「円福山 妙厳寺（みょうごんじ）」です。京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷と共に「日本三大稲荷」の一つに数えられることもありますが、こちらは神社ではなくお寺です。商売繁盛の神様として全国的に有名で、境内には千体以上の狐の石像が並ぶ「霊狐塚（れいこづか）」があり、その光景は圧巻かつ神秘的です。

豊川稲荷の由来

嘉吉元年（1441年）、東海義易禅師によって開創されました。本尊は千手観音ですが、鎮守として祀られている「豊川吒枳尼眞天（とよかわだきにしんてん）」が稲穂を荷い白い狐に跨っていることから、「豊川稲荷」として広く信仰されるようになりました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら三英傑からも厚い信仰を受けました。

御利益

• 商売繁盛
• 家内安全
• 福徳開運
• 交通安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 本殿近くの朱印所にていただけます。「豊川吒枳尼眞天」の御朱印が一般的です。
受付時間: 8:30～16:00。
参拝時間: 5:00～19:30（季節により変動あり）。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR飯田線・名鉄豊川線「豊川駅」より徒歩約5分。
車：東名高速「豊川IC」より約10分。周辺に大駐車場あり。

初詣:
正月三が日には約150万人もの参拝者が訪れ、東海地方屈指の賑わいを見せます。門前町では名物「豊川いなり寿司」を食べ歩くのも楽しみの一つです。

よくある質問

Q. お寺なのに鳥居があるのはなぜですか？

A. 神仏習合の名残で、お寺でありながら鳥居があり、鎮守として吒枳尼眞天をお祀りしているためです。

Q. 霊狐塚の狐はどれくらいいますか？

A. 奉納された狐像は大小合わせて1,000体以上あり、独特の雰囲気を醸し出しています。

Q. 豊川いなり寿司はどこで買えますか？

A. 門前町には多くのいなり寿司店が並んでおり、わさび入りや五目など様々な味を楽しめます。