浅草寺

浅草寺の特徴

浅草寺（せんそうじ）は、東京都台東区浅草にある都内最古の寺院で、年間約3000万人もの参拝者が訪れる日本を代表する観光名所です。「浅草観音」の名称で親しまれ、聖観世音菩薩を本尊としてお祀りしています。雷門にかかる巨大な赤提灯、仲見世通りの賑わい、宝蔵門、そして威風堂々とした本堂や五重塔など、見どころが満載です。江戸情緒を色濃く残す境内は、常に多くの人々で活気に溢れています。

浅草寺の由来

推古天皇36年（628年）、隅田川で漁をしていた兄弟の網に仏像がかかり、それを祀ったのが始まりとされています。大化元年（645年）に勝海上人がこの地に留まり、観音堂を建立しました。平安時代には慈覚大師円仁により伽藍が整備され、江戸時代には徳川将軍家の祈願所として繁栄しました。

御利益

• 所願成就（あらゆる願いを叶える）
• 厄除け
• 家内安全
• 商売繁盛
• 病気平癒

御朱印・参拝情報

御朱印: 本堂北側の影向堂（ようごうどう）にていただけます。坂東三十三観音や江戸三十三観音などの札所にもなっています。
受付時間: 8:00～17:00
参拝時間: 本堂開堂 6:00～17:00（10月～3月は6:30～）。境内は24時間開放。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩約5分。つくばエクスプレス「浅草駅」より徒歩約5分。
車：専用駐車場はないため、近隣の公共駐車場（雷門地下駐車場など）をご利用ください。
初詣:
三が日の参拝者数は約290万人と全国屈指の多さを誇ります。仲見世通りは大変混雑し、入場規制が行われることもあります。

よくある質問

Q. 雷門の提灯の下を通る意味は？

A. 雷門は正式には「風雷神門」と言い、風神・雷神が寺院を守護しています。その下を通ることで厄払いになるとも言われています。

Q. おみくじで「凶」が多いと聞きましたが？

A. 浅草寺のおみくじは古来の確率（凶が3割）を忠実に守っているため、他所に比べて凶が出やすいと言われています。凶が出ても、行いを正せば吉に転じるとされています。

Q. 煙を浴びる場所は何ですか？

A. 本堂前の常香炉（じょうこうろ）です。体の悪いところに煙をあてると良くなると信じられています。