筥崎宮

筥崎宮の特徴

筥崎宮（はこざきぐう）は、福岡市東区に鎮座する神社で、大分県の宇佐神宮、京都府の石清水八幡宮とともに「日本三大八幡宮」の一つに数えられます。主祭神は応神天皇（八幡大神）。鎌倉時代の元寇（蒙古襲来）の際、神風が吹いて国を救ったことから、「厄除・勝運の神」として有名です。楼門に掲げられた「敵国降伏」の扁額（へんがく）は、武力で敵を伏すのではなく、徳の力で降伏させるという意味が込められています。プロ野球の福岡ソフトバンクホークスやJリーグのアビスパ福岡が必勝祈願に訪れることでも知られています。

筥崎宮の由来

平安時代の延喜21年（921年）、醍醐天皇の神勅により創建されました。「筥崎」の名は、応神天皇の御胞衣（へその緒）を納めた箱（筥）を埋めた場所に松を植えた「筥松（はこまつ）」に由来すると伝えられています。

御利益

• 必勝祈願・勝運
• 厄除け・開運
• 海上交通安全
• 商売繁盛

御朱印・参拝情報

御朱印: 授与所にていただけます。「敵国降伏」の文字が入った御朱印帳も人気です。初穂料は500円。
受付時間: 9:00～16:30。
参拝時間: 6:00～19:00（お守り授与は7:30～17:00）。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：福岡市営地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」下車、徒歩3分。JR鹿児島本線「箱崎駅」下車、徒歩8分。
車：福岡都市高速「東浜出口」より約5分。参拝者用駐車場あり。

初詣:
正月三が日には約50万人が訪れます。1月3日には「玉取祭（玉せせり）」が行われ、締め込み姿の男たちが木製の玉を奪い合い、その年の吉凶を占う勇壮な祭事として有名です。

よくある質問

Q. 「おはじき」が有名と聞きましたが？

A. かつては「博多おはじき」として放生会などで販売されていましたが、現在は職人の減少などにより、不定期での販売や展示のみとなっている場合があります。

Q. 湧出石（わきでいし）とは何ですか？

A. 境内にある石で、国に一大事があるときに地上に姿を現すと言われています。触れると運が湧き出るとされるパワースポットです。

Q. 放生会（ほうじょうや）はいつですか？

A. 毎年9月12日から18日に行われる、博多三大祭りの一つです。参道には数百軒の露店が並び、多くの人で賑わいます。