作楽神社

作楽神社の特徴

作楽神社（さくらじんじゃ）は、岡山県津山市神戸（じんご）にある、国指定史跡「院庄館跡（いんのしょうやかたあと）」に鎮座する神社です。後醍醐天皇と、忠臣・児島高徳（こじまたかのり）公をお祀りしています。ここは『太平記』の有名なエピソードの舞台として知られています。鎌倉時代末期、隠岐へ配流される後醍醐天皇を救出しようとした児島高徳が、館の庭にあった桜の幹を削り、「天莫空勾践 時非無范蠡（天は勾践を空しくすること莫れ、時に范蠡無きにしも非ず）」という漢詩を書き残して天皇を励ましたという伝説の地です。

作楽神社の由来

明治2年（1869年）、津山藩主・松平慶倫が、後醍醐天皇と児島高徳公の忠義を後世に伝えるため、院庄館跡に神社を創建しました。社名は、高徳が桜の木に詩を書いた故事（作楽）に由来しています。境内には「児島高徳公十字詩の碑」や銅像などがあり、歴史ロマンを感じさせます。

御利益

• 学業成就・合格祈願
• 忠義・誠実
• 厄除け
• 家内安全

御朱印・参拝情報

御朱印: 社務所にていただけます。
受付時間: 9:00～16:00。
参拝時間: 境内は24時間参拝可能です。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：JR姫新線「院庄駅」より徒歩約15分。
車：中国自動車道「院庄IC」より約2分。無料駐車場があります。
初詣:
学問の神様（忠義の賢臣）として、受験生やその家族が多く訪れます。また、歴史ファンも多く参拝し、静かながらも厳かな雰囲気で新年を迎えます。

よくある質問

Q. 院庄ICから近いですか？

A. はい、インターチェンジを降りてすぐの場所にあり、アクセスは非常に便利です。

Q. 桜の名所ですか？

A. はい、春には多くの桜が咲き誇り、お花見スポットとしても親しまれています。

Q. 児島高徳とはどんな人ですか？

A. 鎌倉時代末期の武将で、後醍醐天皇に忠義を尽くした人物です。戦前は教科書にも載るほどの英雄でした。