大國魂神社

大國魂神社の特徴

大國魂神社（おおくにたまじんじゃ）は、東京都府中市に鎮座する、武蔵国の総社です。約1900年の歴史を持ち、かつて武蔵国の国府が置かれたこの地で、国全体の守り神として崇敬されてきました。主祭神は大國魂大神（おおくにたまのおおかみ）で、出雲の大国主神と同じ神様とされています。境内には、武蔵国内の著名な六つの神社の神様を合わせ祀っていることから「六所宮（ろくしょぐう）」とも呼ばれます。毎年5月に行われる「くらやみ祭」は、関東三大奇祭の一つとして有名で、多くの人で賑わいます。

大國魂神社の由来

社伝によれば、第12代景行天皇41年（111年）5月5日に創建されたと伝えられています。大化の改新以降、武蔵国府が境内に隣接して置かれ、国司が祭祀を執り行うようになりました。源頼義・義家父子が奥州平定の際に戦勝祈願を行い、ケヤキの苗木を寄進したのが、現在の国指定天然記念物「馬場大門のケヤキ並木」の起源です。

御利益

• 厄除け・八方除け
• 縁結び・福徳円満
• 商売繁盛
• 交通安全
• 安産祈願

御朱印・参拝情報

御朱印: 授与所にていただけます。通常の御朱印のほか、全国の総社が集まる「全国総社巡り」の御朱印帳なども扱っています。初穂料は500円から。
受付時間: 9:00～17:00。
参拝時間: 6:30～17:00（4月～9月は6:00～18:00）。

アクセス・初詣

アクセス:
電車：京王線「府中駅」より徒歩5分。
JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」より徒歩5分。
車：中央自動車道「国立府中IC」より約10分。参拝者用駐車場あり。

初詣:
武蔵国の総社として、多摩地域を中心に多くの参拝者が訪れます。大晦日から元旦にかけては「初太鼓打初式」が行われ、勇壮な太鼓の音が響き渡ります。三が日は約50万人の人出があり、大変混雑します。

よくある質問

Q. 「くらやみ祭」とはどんなお祭りですか？

A. 毎年4月30日から5月6日にかけて行われる例大祭です。かつては神聖な神輿を見ないように明かりを消して深夜に行われたことからこの名がつきました。現在は夕方から夜にかけて盛大に行われます。

Q. 人形流しはできますか？

A. はい、厄や穢れを人形（ひとがた）に移して水に流す「人形流し」を行う場所が境内にあります。

Q. 駐車場は無料ですか？

A. 参拝者は一定時間無料になるサービスがありますが、御祈祷を受ける場合など条件によりますので、駐車場の係員または授与所でご確認ください。