神社は神様がいらっしゃる神聖な場所です。気持ちよく参拝するために、基本的な作法とマナーを確認しておきましょう。
1. 鳥居のくぐり方
鳥居は神様の世界と人間の世界を分ける結界です。
1一礼する
鳥居をくぐる前に、衣服を整え、軽く一礼（一揖）をしてからくぐります。
2端を歩く
参道の中央（正中）は神様の通り道とされています。できるだけ端を歩くように心がけましょう。
2. 手水（てみず）の作法
参拝の前に、手水舎（ちょうずや）で心身を清めます。
- 右手で柄杓（ひしゃく）を持ち、水を汲んで左手を清めます。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます。
- 再び柄杓を右手に持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。
※柄杓に直接口をつけないようにしましょう。 - 改めて左手を清めます。
- 最後に柄杓を立てて、残った水で柄を洗い流し、元の位置に戻します。
3. 拝礼の作法（二礼二拍手一礼）
拝殿の前に進み、お賽銭を入れたら、いよいよ拝礼です。
手順
1二礼（にれい）
神前に向かって、深いお辞儀を2回します。
2二拍手（にはくしゅ）
両手を胸の高さで合わせ、右手を少し下にずらして、パンパンと2回手を打ちます。その後、手をきちんと合わせ、心を込めて祈ります。
3一礼（いちれい）
最後にもう一度、深いお辞儀をします。
よくある質問（Q&A）
- Q. お賽銭の金額に決まりはありますか？
- A. 決まりはありません。金額の多寡よりも、神様への感謝の気持ちが大切です。「ご縁がありますように」と5円玉を入れる方も多いですが、手持ちの硬貨で問題ありません。
- Q. おみくじは引いた後どうすればいいですか？
- A. 持ち帰って大切に保管しても、境内の指定された場所に結んでも構いません。神様からのメッセージとして時々読み返すために持ち帰るのがおすすめです。
- Q. 写真は撮っても大丈夫ですか？
- A. 基本的には問題ありませんが、神様を正面から撮影するのは避け、少し斜めから撮るのがマナーとされることが多いです。また、撮影禁止のエリアでは必ずルールに従ってください。