お寺(寺院)は仏様がいらっしゃる場所です。神社とは作法が異なる部分がありますので、正しいマナーを確認して心を込めてお参りしましょう。
お寺の入り口にある門を「山門」と呼びます。ここから先は仏様の聖域です。
1一礼する
山門の前で帽子を取り、軽く一礼(一揖)をしてからくぐります。
2敷居はまたぐ
門の敷居(しきい)は踏まずにまたぎます。男性は左足から、女性は右足から入ると良いとされていますが、無理のない範囲で構いません。
手水舎で身を清めるのは神社と同じですが、お寺には「常香炉」がある場合があります。
お線香の煙を体の悪い部分や、頭に浴びることで、心身を清めたり無病息災を祈ったりします。
※他の方のお線香の火を借りるのは「業(ごう)をもらう」とされるため避け、自分のロウソクや種火から火をつけましょう。
本堂に進み、お賽銭を入れます。鰐口(わにぐち)や鐘があれば鳴らします。
※お寺では拍手(パンパン)は打ちません。
1一礼
仏前に向かって深く一礼します。
2合掌(がっしょう)
胸の前で静かに両手を合わせます。音は立てません。この状態で心を込めて祈願します。「南無阿弥陀仏」など、そのお寺のご本尊の名号を唱えるのも良いでしょう。
3一礼
最後に深く一礼をして下がります。